独立する前は会社員でした。その会社に就職する前から起業することは決めいていて、実際に退職する1年前から有明にオフィスを借りていました。 独立前にオフィスを準備した理由は、追い込むという訳でもなかったのですが、起業をしやすい方向に自分をもっていくように努めた結果です。 起業をしようと思っていても、しない言訳というのはいくらでもあって、特に職場の環境が良いところにいると、なかなか踏ん切りがつきません。 決断を先延ばしにしてヤル気がなくなってしまうのが一番嫌だったので、 そうならないためにとった行動ですね。そのお蔭で、退職後すぐにオフィスが機能している状態でした。
現在は、マンション情報とバスケットについてのコミュニティーサイトを運営しています。
なぜこの2つかと言うと、自分の興味の範囲ということはもちろんなんですが、両方とも情報の格差が激しいからです。
例えば、5000万円もする中古マンションを買おうというのに、雑誌の数センチ四方の情報しか便りにするものがないというのは、情報が少なすぎると思ったんです。
ヤフオクで500円の物を買うのときよりも、判断材料が少ないというのは、やっぱりおかしいでしょ。
不動産業界の構造自体を変えるのは至難の業ですけれど、中古マンションに関する情報の流通自体は、まだやりようがあるのではないかと考えているんです。
バスケにしても、日本人の生活の中にスポーツというエンターテイメントが、もっと浸透してもいいじゃないかと思っています。
本当は、今よりもっと日本人の生活の中にスポーツが入っていくべきなのに、多くの日本人は積極的に入っていけないところがある。
そこを情報でなんとかできないものかと思っていて、情報にアクセスしやすい状況を作りだすことができれば、もっと多くの人が、スポーツを見るとかするとかいう行動を取りやすくなるだろうと考えてサイトを立ち上げたんです。
コンサル事業は、業務・ITシステムの両面からクライアントをサポートします。 クライアントの業務改善や目標達成のために、計画の立案だけでなく、「その実行まで一緒に行う」 ことに主眼を置いています。 簡単に言うと、お客さんが困っていることの答えを我々が見つけて改善し、一緒に目標を達成しましょうよ、ということです。 そのために、会計、物流、IT、マーケティング等、あらゆる方面から解決方法を探っていきます。
東京都がベンチャー支援策の一環で、有明に安い賃料でオフィスを提供していたんです。 月々数万円は掛かりましたが、起業の準備ができるのであれば安い投資と考え、そこに机と椅子だけ用意して約2年借りました。
一緒にやる仲間も集まって、いざスタートしてみると有明というところは、地理的な面でも会社の運営面でも、すごく不利なところだったんです。 クライアントのところへ行って帰ってくるだけで時間が掛かって大変でしたし、人数が増えてくると交通費が異常に高くてつくんです。 しかも活気のない街で夜になると電気が消えて寂しくなってしまうようなところだったので、一旦外出すると帰ってくる気にならない。 これじゃあ、安くても意味がないよねということで、人も集まって売上も作れるようになった段階で引っ越すべきという流れになりました。
スタッフのみんなが通勤がしやすくて、クライアントのところへ通いやすいという立地で、さらに街とその物件が持っている雰囲気を重視しました。
ベンチャーなので活気を失ったらアウトというところはあるので、街も物件も活気がダウンしているなと感じられるところは避けたかったんです。
気持ちが盛り上がるような場所を希望していたので、渋谷、恵比寿、目黒といった地域を色々と見て回った結果、ダントツに良いと思った物件が今のオフィスなんです。
恵比寿は、街からパワーを与えてもらっている!とまでは言わないまでも、気持ちがすごく前向きになりますね。
有明にいた頃は、街にパワーを吸い取られているように感じていましたから(笑)。
恵比寿というと聞こえも良いみたいで、クライアントからも成功しているように捉えられるようです。
そういう点からも良いところを選んだなと思っています。
理想と言うか、次に移転するなら、ボロボロでいいので、手を入れてもいいような物件がいいですね。色々と面倒かもしれませんが、オフィスも自分達使用でクリエイティブにやりたいという希望はありますね。 一軒家を借りて、まるまるリノベーションするなんていうのも楽しそうじゃないですか。
私の会社が目指すところは、自分で土俵を作ってそこを独占して行くことです。
社名のアウトナンバーというのはバスケットボールの用語なんですが、直訳すると数的優位を作るとか、数で圧倒するとか、そういった意味になります。
バスケは5対5でやるスポーツですが、速攻を使ったり相手との位置取りをうまくやることで、3対2や2対1といった数的優位を作リ出すことが可能になるんですね。
ビジネスも一緒で、事業の位置取りとか区切り方を上手にやれば、必ず優位な体制を作り出すことができる。
そうやることで市場をどんどん開拓して行こうというのがうちの戦略でありコンセプトなんです。
極論なんですが、このコンセプトに沿ったものであれば何をやってもいいと思ってるんですよ。
組織が有機的に、明るく、楽しくやること。
ここを一番重視したいですね。そうでなければ、わざわざベンチャーをやる意味がないと思っていますから。
今のオフィスの契約時に、物件側の不動産会社さんが鍵を用意しておらず、 おまけに平気な顔して「今度取りに来てくださいね」と言われた際、 (有明からの身としても)内心穏やかではなかったのですが、 アキヨシ産業さんが、すかさず「ウチで取りに来てお届けに参ります」と 言ってくださった時に、後光が指して見えました。 他の業界では当たり前なのかもしれないですが、 この業界でこの姿勢でサービスをしていただけるのは 貴重な存在なのだと思います。 今後も是非その品質を維持していってください。
今回、お話を聞かせていただいて、すごく印象が強かった言葉があります。それは、「やれることがあればどんどん喰らいついていきたい」 「むしろやらないことのリスクのほうが高い」 「トライして失敗することは、もの凄く良いことだと思っている」 といったコメントです。
色んなところでよく聞く言葉ではあるんですが、実際に起業されて実行されている方の口から聞くと、まるで説得力が違いますね。久々にガツンときました。
やっぱり小さくまとまっちゃダメですね。小野田社長は、それを感じさせてくれる方でした。
取材日:08.6.18 取材者:及川貴義